ある天文学者の恋文 ニュー・シネマ・パラダイスの監督が作る近年稀に観る最低の映画だ。

映画全体で雑さが目立つ

タイトルが非常にロマンティックだったので大変興味があった。
天文学といえば、大宇宙と小宇宙、また、時間と空間のロマンを包括できるのだ。
そして、恋文ときたものだから、これは期待せざる得ない。

しかしながら、全くもって、期待を超えるどころか、天文学を、恋を、全て嫌にさせる、気を逸らさせるものに仕上がっている。

大変残念である。

もう、映画全体で雑さが目立つ。
メールは、いつも削除され、続きではなく最初からだったり(履歴がない)、
教授からのビデオの残りがあるのに、途中で終わっていたり(タイムラインがまだ半分なのだ)、
家の中に入り、ドアを閉めずに奥に進んだり、
その他、陰影がない、ベタッとしたラインティングや、
無駄に高精細な映像、
ビデオメッセージは画質が悪すぎてる点、
犬はなんだったのか、
もういちいち雑なのである。

全てが雑で、全てが残念だ。

それは台本にも出ている。

これを説明ゼリフというのだ

全てセリフで言ってしまうのだ。
もう列挙するのも疲れるので列挙しないが。
行動、表情、前後関係で、観ていればわかることをわざわざセリフで言ってしまっている。

これを説明ゼリフというのだ。

もう台無しもいいところだ。

小ネタもいらない。
スーツケースを忘れるはずがない。
同じ着信音だったとかもいらない。

そして、全てが段取りなのだ。
教授はなぜSDカードの入ったカバンを落として気がつかないのか。
なぜ教授の娘は、彼女と会って怒り、次にはすぐに機嫌を取り戻すのか。
なぜ母親は、いきなり変わったのか(前後関係から言ったらおかしい)
スタントで派手に動き回り、転んだり飛んだりするのに、iPhoneをポケットから出す訳がない。
島のおばちゃんは、なぜ手紙を全て返せと言われたのに、まだ持っているのか。
弁護士の旧友の最後の預かりものはどうなったのか?
いつ天文学と恋と生命が行き交うのだ。

少し考えればわかるのだ。

頭がおかしいとしか言えない

編集して、試写した段階で、これら全ての点で誰も、一つも、気がつかなったのか?
頭がおかしいとしか言えない。
初見で、しかも、期待して観て、これだけ気がつくのだ。
もうド素人である。日本の専門学校を紹介したい。

テーマは素晴らしいのだ。
年齢を超えた愛
天文学から考える生命
そして、気持ちを伝える手紙

しかし、それを全て台無しにする映画だ。
それこそ、無にする映画だ。

はっきり言ってつまらん。
観る価値なし。

この映画に関わる内容に口を出せるスタッフは辞めるべきだ。

それが感想だ。

私はこの監督とプロデューサーの名前は絶対に忘れない。
そして、二度と観ない。

あ、調べたらニューシネマパラダイスの監督か。
だからか。ニューシネマパラダイスも今度、批評します。

監督
ジュゼッペ・トルナトーレ
製作
イザベラ・コクッツァ
アルトゥーロ・パーリャ
脚本
ジュゼッペ・トルナトーレ
撮影
ファビオ・ザマリオン
美術
マウリッツォ・サバティーニ
衣装
ジェンマ・マスカーニ
編集
マッシモ・クアリア
音楽
エンニオ・モリコーネ
出演者
ジェレミー・アイアンズ
オルガ・キュリレンコ
シャウナ・マクドナルド
パオロ・カラブレージ
アンナ・サバ
イリーナ・カラ
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ある天文学者の恋文

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お杉

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