レッド・スパロー ジェニファー・ローレンスの安定感 それが現代では、生き残る術なのだ

生活する上で仕事は大切な要素である

んー、難しい。

難しい。

生きていくこと

がレッド・スパローのテーマだと思う。

その上で、「仕事と生活の比重」について述べたものだと捉えた。

これが浅い見解だとしたら、ご意見をいただきたい。
(意見をいただく際、しっかりといただきたい。ちゃんと議論をしたいです。)

理由は、母がファクターだからだ。

生活する上で仕事は大切な要素である。
これは、「金」というものが存在する前からあったもので、物々交換から始まった、その物を手に入れる作業から「仕事」なのだ

つまり、仕事とは、金を発生させていなくても、成立する。
社会に、自分がいるコミュニティに、生きていくために、役に立てばいいのだ
それが「仕事」である。

今回、映画の前評判ではハニートラップがメインに来ている。
しかし、ハニートラップが仕事で、それがメインの映画ではない。(そう思っている)

一瞬「どういった展開になるのか」見当もつかなかった

基本的に、真実と嘘が入り交じり、何が真実(の主人公の感情)で何が嘘(の主人公の思惑)がわからないように構成されている。

この点については素晴らしい。
ずっと、何が真実で何が嘘なのかわからないのだ。

特に彼を拷問するシーンでは、一瞬「どういった展開になるのか」見当もつかなかった。

それは、終始、真実か嘘かわからないようにしているためである。
作り方がうまい。

その上で最後に彼女は、決断を出す。

祖国に残り、祖国の敵を倒す」と。

ビジネスを優先して、道徳を、正義を、真理を、無視している

この映画の良くないところを述べる。
全編英語が基本なのだ

ロシアもアメリカも別に好きも嫌いもない。

この手の映画であれば、どちらも善にでき、悪にできる。
したがって、その西、東のイデオロギーは観客には関係ない。

残念なことに、英語が主にストーリーが進むため、「今、どちら側の話なのか」ということが、一発で、瞬時に分からない。
(これが北朝鮮と日本の話なら違ったかもしれないが…)

つまり、何目線で観ればいいのかわからないのだ。

それが、大きな混乱の要素である。

そして、これが、アメリカの悪いところである。ハリウッドの限界である。
芸術にはなっていないのだ。
世界をよくするための示唆にはなっていないのだ。

ビジネスを優先して、道徳を、正義を、真理を、無視しているのだ

しかしながら、伝えたい要素は汲みたい。
これは、映画が単純に好奇心をそそるものだったからである。

「国」が「大衆を働かせている」もの

「生活と仕事の比重」ということを述べると、他にもたくさんそれを訴える映画がある。
しかしながら、それらは、世に出にくい。

なぜなら、世の中に出す決定権を持つ者の、仕事をさせる側の人間も、それを利用して「大衆を働かせている」からだ。
したがって、それらを世に出すと、大衆が知恵を付け、不満を言うからである。
そして、革命が起こる。
ヒエラルキーが崩壊するのだ。
だから、世に出ないのだ。

(今後、記事にするが、「おやすみなさいを言いたくて」を、仕事を受ける側と、仕事をさせる側として、そういった視点で観ていいただきたい。社会に、企業に、経営者に、騙されていると思うはずである。)

今回の映画に則して言えば、「国」が「大衆を働かせている」ものにあたる

研修では、嫌なほど、逃げ出したくなるほど、個を捨てるように強要され、国に忠誠を誓うように教育される。
人権を無視した訓練と、それに歯向かう人間をすべて否定する仕組み。
自分たちが作り上げた「正解」「正義」に組み込む仕組み。

まさしく、自分たちが自由に動かせる「労働者=仕事」を作り上げているのだ

そして、一人前になれば、「家族を人質」に仕事を強要される。
「この仕事を遂行しなければ、家族(今回は母だが)を…」と脅しをかけるのだ。
だから、「遂行しろ」と。

最終的には、彼女は、「一歩上を行く」仕事を遂行する。

そして、心を許した他国よりも家族をとるのだ。

今、最も価値があるものは、時間(=命)なのである

しかしながら、現在、会社員の方々は、同じような目に合っていないだろうか?

同じように、家族を人質に、嫌な仕事、無駄な仕事、意味のない仕事をしていないだろうか?

その仕事の時間をもっと有意義に活用できると思ったことはないだろうか?

友達が疎遠になり、友人がいなくなった経験はないだろうか?

もしくは、家族との時間に充てたいと思ったことはないだろうか?

それが今回の映画のテーマなんだと思う。

つまり、「無駄に時間を過ごすな。考えろ」と。

「国家」「正義」「責任」「仕事」「信用」「信頼」などという、善の言葉で経営者に操らていないだろうか
周りの目に縛られ、強要されていないだろうか?

仕事は、金である。
仕事は、そもそも、前述したように、そもそもは金とは直結しない。
しかしながら、今の仕事は、時間を使う

そして、現在では、時間が金になるのだ。

したがって、仕事は時間で、時間は金なのだ。

だからこそ、何に時間を使い、何によって収益を得たかが重要なのだ。

今、最も価値があるものは、時間(=命)なのである

そして、時間をむしり取り、思考を停止させ、廃人にするのだ

そして、人間はずっと仕事を、いや、苦役を、し続けることはできない
飽きて、生産性が低くなり、無意味になるからだ。

いや、できる。
今回の映画のように、半強制的に働かせれば、それも可能だ。

拷問をして、売春婦のようにし、マインドコントロールすれば。

それが、昨今、騒がれるブラック企業だ。

意思決定の意識が低い従業員をあの手この手で使い倒す。
そして、時間をむしり取り、思考を停止させ、廃人にするのだ。

そして、ブラック企業のみならず、そこら中にその片鱗はあるのだ。

それが「常識」というものである。

専業主婦に、ブラック企業は関係ない。
しかし、「常識」が重くのしかかる。

常識とは、モンスターペアレントに象徴されるような、自分よがりな、非合理的な、無意味な感情である。

「母はこうあるべきだ」
「教育はこうあるべきだ」
「この子はできる」
と。

または、

「今までこうしてきた」
「これが普通だ」

と。

その常識にとらわれ、生活を犠牲にしてしまう。

主婦だけではなく、常識に囚われ、非合理的な、非生産的なことをしていないだろうか?
時間を奪われていないだろうか?

つまり、ブラック企業も常識も、「幸せ」には直結しないのだ
時間をむしり取られるからである。

誰人も時代の流れに逆らうことはできない

残念ながら、すでに、「愛国心」も、「根性」も、「常識」も、保守的なものは、全て崩壊している。
今残っているものは、前時代的な人間たちが、一生懸命時代と逆流し、権力と名声、歴史(年齢)で、それを残そうとしているものだけだ。
必死に時代の流れに抗っている。醜いほどに抗っている。

ボクシング連盟では、前時代的なものが、世間にさらされ、古い人間が淘汰された。
権力と名声と歴史であらがったが、時代の流れに逆らうことができなかった。

もはや、誰人も時代の流れに逆らうことはできないのである。

それが現代では、生き残る術なのだ

では、この映画が何を伝えたかったのか。

無駄に時間を過ごすな。考えろ

に行き着くのではないか。

これは難しい。

本当に真剣に考え、
真剣に向き合い、
自分も何かを犠牲にしなければ、
幸福を手に入れられないことを示唆している

しかしながら、それが多様化した現代なのだ。

つまり、わかりやすく言い換えれば、

停滞するな。進め

ということである。

彼女が、映画の中で進んだように、

自分が気付かず、騙されていたことに気がつき、

自分が気付かずに作り上げた常識にとらわれずに、

自分が気付かず作り上げた世界を壊し、

良いものに作り変えるしかないのだ。

それが現代では、生き残る術なのだ。

監督 フランシス・ローレンス
脚本 ジャスティン・ヘイス
原作 ジェイソン・マシューズ
製作 ピーター・チャーニン
スティーブン・ザイリアン
ジェンノ・トッピング
デヴィッド・レディ
製作総指揮
メアリー・マクラグレン
ギャレット・バッシュ
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影 ジョー・ウィレムズ
編集 アラン・エドワード・ベル
出演者
ジェニファー・ローレンス
ジョエル・エドガートン
マティアス・スーナールツ
シャーロット・ランプリング
メアリー=ルイーズ・パーカー
ジェレミー・アイアンズ
icco
ジェニファー・ローレンスと言えば、やっぱりウィンターズボーン。あの迫力にして、若干20歳という衝撃の出世作を思い出します。

何気なく映画館に見に行って、心を持っていかれ食欲も失せましたが、強い、強い気持ちで帰り道に親子丼(大盛)を食べて帰った思い出が蘇ります。

お杉

ジェニファー・ローレンスはデブ擁護派!でもicco程のデブは、切り捨てられるかもね!

ぜひコメントをお寄せください
こちらから下記「レビューを書く」をクリックしていだくと記事に対するコメントを書いていただくことができます。
サイト運営上、過激表現ある場合、反映できませんので、ご了承くださいませ。
表現に問題がなければ、そのまま反映されます。
レビューを投稿する
1
2
3
4
5
送信する
     
キャンセル

レビューを投稿する

平均:  
 0 レビュー



レッド・スパロー それが現代では、生き残る術なのだ

ABOUTこの記事をかいた人

お杉

僕の記事を読んで、新たな視点で映画を観れる機会ができればうれしいです。 基本的には観ている人向けに書いてます。 アイコンに引っ張られずに、記事だけ読んでください。 お願いします。アイコンには引っ張られないでください。 お願いします。