バリーシール|トム・クルーズなんかよくない?片桐はいりに誘われて


「ダウンタウンなう」で片桐はいりさんがおすすめ?してたので観た映画。
トムクルーズは嫌いではない。むしろ、好きな部類。
しかし、進んで観ようとはしなかったが、はいりさんのお陰で観れた。

何とも言えない感が主題なのか

「アメリカ万歳、あはは」なのか。
「目先の金に吊られるやつが悪い」のか。
「一時の成功ではダメだ」と言いたいのか。
「長いものに巻かれるのはダメ」なのか。

なんとも言えない感がある映画。

きっとこの「なんとも言えない感」が狙いで、これでそれなりに色んなバランスを保ってるんだろう。

この映画では、悪を作っていない。
中米も政府も主人公も誰も悪とは描かれない。
悪として描かれているとすれば、嫁の弟と検察くらい。
嫁も、仲間も、CIAも悪ではないのだ。

だからこそなんとも言えない。

つまり、対比する内容がなく、判断基準がない。
「言いたいことがない映画」なのだ。

「最後にあるじゃないか」という意見もありそうなので、言及すると。
ラストに大統領に迫るシーンがあるが、かなり弱い。
歴史の1シーンでしかない。

もし、大統領を、アメリカ政府を、アメリカ合衆国を悪にしたいのであれば、CIAをもっと悪として描くべきである。
ラスボス的に大統領を出しても、大統領の知らないところでやりましたと言われたら終わり。

大統領が悪ならもっと大統領を出すべき。
しかも、CIAは時に救いの手を差し伸べる人になっている。

この映画では、誰も悪ではない

また、浅いと言われそうなので、言及すると。
「本物の悪は天使の顔をして近づくんだ」的なことだと思うが、映画としては、最後にアメリカ合衆国が痛手を負わないと、それは映画として成り立たない。

これは映像文法である。
「本物の悪は天使の顔をして近づくんだ」は理解できるが、映画は自由なので、描かれていないところの人物やら何やらを引っ張り出したら、全て神とエイリアンの仕業になってしまう。

今回も途中からCIAがエイリアンになっても、成り立ってしまうのだ。
これが映像文法である。

したがって、この映画では、誰も悪ではない。

俳優陣の演技も彩度の高いカラコレも素晴らしい

視点を変えると、俳優陣の演技は素晴らしいし、彩度の高いカラコレも素晴らしい。
ハリウッド映画には珍しく、ズームインが多用されているのも、若干ブレがある点も、素晴らしい。
1ヶ所、レンズにゴミが着いてた点が残念だが、内容以外は素晴らしい映画だと思う。
(カラコレとは、撮影後に撮影素材の色や明るさを調整すること。作品全体のトーンを決める作業)

そう言った意味でも、もっと台本にこだわって欲しかったところで思う映画だと思う。

最後に邦題の「アメリカをはめた男」の意味は全くわからない。
センスのかけらもない。
プロモーションをもっと勉強すべきだ。

監督 ダグ・リーマン
脚本 ゲイリー・スピネッリ
製作 ブライアン・グレイザー
ブライアン・オリヴァー(英語版)
タイラー・トンプソン
ダグ・デイヴィソン
キム・ロス
レイ・アンジェリク
製作総指揮 パリス・ラトシス
エリック・グリーンフェルド
マイケル・フィンリー
マイケル・ベイシック
レイ・チェン
音楽 クリストフ・ベック
撮影 セザール・シャローン
編集 サー・クライン
アンドリュー・モンドシェイン
ディラン・ティチェナー
出演者
トム・クルーズ
ドーナル・グリーソン
サラ・ライト
ジェシー・プレモンス
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
ローラ・カーク
ジェイマ・メイズ
アレハンドロ・エッダ

iccoのぼやき

icco
映画を見ながらカメラの汚れに気が付いてしまうという、映像業界で働いてきた人ならではの職業病のお杉に誰か処方箋を。

洋画の邦題が残念なのは、誰もが納得しそう。でも、ここまできたら、どこまでも残念な邦題を貫いてほしい。

お杉

もうね。ムリなの。気が付かないふりしても、気が付くの。
もうね。そんなところ見たくないの。

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お杉

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