アーティスト | cryv
2012年11月14日発売/56分59秒/BLUESTARS RECORDS
今年最初のお題は
あけましておめでとうございます。ってもう年が明けてからだいぶ経ちますが…
今年もストレスシネマ+musicをよろしくお願いいたします。
さて、いきなりだが筆者は毎年末に一人レコード大賞というものを自宅で、一人で行っている。
一人レコード大賞とは筆者がその年に購入した新品、中古のCDの中から大賞を決めようという単純明快な個人の楽しみだ。
2102年も数々のCDを購入した。
購入したが、総数は数えてないし、ぶっちゃけその年のものでないものも大量にある。
いいんです。一人レコード大賞なので。何はともあれ、いきなり大賞の発表です。
2012年一人レコード大賞の結果は…
cryvで『Calendar Songs + Tokyo Twin Pop Sound Machine』
このアルバムは昨年11月に発売されたにもかかわらず、ダントツで筆者の心を?んで、いや握りつぶしてしまった。
音で表現するということ
そもそもcryvというバンドは森下進吾、真咲の双子によるシューゲイズ(直訳で靴を凝視するという意味だがうつむいた状態で演奏することから名づけられており、ノイズや歪ませたギターサウンドを使うバンドのジャンルとして位置づけられる。)エレクトロバンドである。
前作『cryv』ではより強くノイズ感やエレクトロ感が強かったのだが、今作に関しては「バンド」として一貫したサウンドが体感できる。
そしてなにより前作に比べて一番の違いは感情の表現の幅に思う。
解剖してみると
簡単に感情の表現の幅とまとめてしまったが、タイトルに含まれているCalendar Songsという部分が重要なポイントで毎月配信されていた各曲が1年を通してアルバムとして表現されていることが聞くものの感情にダイレクトに伝わるのではないかと思う。
また年度制なのかトラックの1曲目は4月から始まり3月で終結を迎える。
そのなかに四季で言えば春ならではの暖かくも爽快な空気感や夏の重い暑さ、秋や冬は沈みがちな部分をあえて鮮やかに表現している部分などそれだけでも多様性がある。
表現力の多様性がある中にもさらに、ギター、シンセサイザー、ベース、ドラムという割と基本形なバンドスタイルが一音一音聞こえてくることで基本的にそれほどテンションが上下しないボーカルに様々な色がついていく。
その結果が感情の表現の幅が広がって聞こえるということではないだろうか。
また2枚目のTokyo Twin Pop Sound Machineについてはドイツ人ギタリスト、ミハエル・ブルックナーが再アレンジしている曲が収録されており改めてcryvの曲そのものの良さが体感できるような全く別物の仕上がりとなっている。
1年の締めくくりだからこそ1年のはじめに
とてもポップでロックでエレクトロで、なおかつバンドなサウンドたちは自然とその月の気持ちにさせてくれるような曲たちが集合しまさに1年の総括であったために2012年の一人レコード大賞は『Calendar Songs + Tokyo Twin Pop Sound Machine』でキマリだ。
さて冒頭でもご挨拶いたしましたが、2013年もストレスシネマ+musicをよろしくお願いいたします。
今年は買ったCD全部記録していきます…

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