「映画の仕事がしたい!」
「でも、どうやってすればいいの!?」
「わからない!」
はい、では、今回は映画業界で働くための導線のお話をします。
これであなたも映画人!
映画の仕事の業種

まずは、映画の仕事の業種は何があるか、ざっくり分類してみましょう。
宣伝・配給は会社が分かれていることもありますが、一緒の会社で行うこともあります。
委員会のメンバーは様々。
一般企業もあれば、制作会社、芸能事務所、個人(お金持ちのおじいちゃんなど)、原作権をもつ会社などです。
映画の方向性やらなんやらはこの委員会が決めます。
プロデューサーはこの委員会をうまくまとめ上げ、映画が売れるための方向性を調整していきます。
これらについては、独自の路線になるので、個別で調べてみてください。
だいたいこれくらいが映画に携わるお仕事です。
細かく分類するともっと多くなります(予算のある映画)し、いくつも兼任する(予算の少ない映画)こともあります。
では、映画業界で働くための導線をご説明します。
細分化するとなかなか説明が難しいので、ある程度王道の道筋に絞らせていただきます。
映画自体を作る仕事をするためには

映画自体を作る仕事とは、映画監督を筆頭に脚本家、カメラマンや照明部、録音部などそれぞれ別れます。
彼らのほどんどが、実は、フリーランス。
つまり自営業でその仕事をやってます。
衣装部やメイク部は会社に勤めているとことが多いですが、監督やカメラマンなどはフリーランスがほとんどです。
会社をやっていたとして、仲間内で会社にしている場合が多い。
監督の場合は、名前が売れれば、「○○事務所」と自分の秘書やアシスタントを独自でつけていきます。
また、映画の制作会社は会社で行います。
これは、プロデューサー業の役割を担います。
つまり、ざっくりいうとお金の管理と撮影やその他のフォロー役です。
映画の制作は、プロデューサーか制作会社を筆頭に旗揚げされます。
プロデューサーが所属している会社があればそこで、なければ制作会社探しから、または、制作会社のトップからプロデューサーが指名されます。
そこから、脚本家の選定、委員会の設置、監督の選定と進んでいきます。
なので、どのポジションの仕事をしたいかで、導線が変わってきます。
映像系の大学・専門学校に入る
日本には、数か所、映像の大学や専門学校があります。
これに入るのが一番手っ取り早いです。
各学校の特色があり、テレビに強いところ、CMに強いところ、映画に強いところがあります。
強いところというのは、卒業生が就職やフリーランスで活躍し、実績を残し、後輩たちが入りやすくするための導線を作っているということです。
特に映画の場合、フリーランスが多くなるため、横のつながりと縦のつながりは大切。
縦のつながりで基本的には仕事をもらいます。
経験を積み、次の役職を与えられ、ステップアップしていきます。
横のつながりで、情報交換したり、愚痴を言ったり、人が足りないときに手伝ってもらったり、自主映画を手伝ってもらったり手伝ったりします。
学校に行っていれば、どの業種にコンバートするにも3年から4年の間に決めれば大丈夫です。
制作会社に就職することも同じ理論なので、映画自体を作るスタッフになるためには学校に入ることをおすすめします。
宣伝・配給は一般大学から
宣伝・配給は一般大学から入社することがほとんど。
なぜならば、相手は一般企業の方なので、ある程度社会人としてのルールや知識が必要だからです。
海外に買い付けに行くようになれば、語学も必要。
また、プロモーションについては、広告業と一緒のため、やはり基礎知識が必要になります。したがって、一般大学(できれば頭のいいところ)に入り、就職活動することをお勧めします。
もちろん、関係ない職種からの中途採用もないわけではありませんが、ごく少数。
中途採用が多いと書いてあるサイトもありますが、「何故?」と思います。
電通・博報堂のような大手広告代理店と基本的には同じなので、大学卒業を新卒採用するほうが会社にとって得、大学に行きましょう。
監督・プロデューサーになる

監督やプロデューサーになるには、様々な導線があります。
そして、「こうすれば映画監督になれる」という道筋を普遍的に出すのは難しいです。
だいたいの人が挫折するか、他の部署で働いたままです。
監督になる
映画では、監督の下に助監督という部署があります。だいたい3人です。
昔は、助監督で経験を積み認められたら監督になれると言われてました。
しかし、昨今では、そのような道筋が崩壊し、ポッと監督になる人もいます。
例えば、商業映画とは無縁で、自主映画ばかり作っていた人が賞を取り、商業映画の監督になる。
作家が本を当てて、映画化決定。そのまま映画の監督もする。
お笑い芸人が映画監督をしたり、写真家が映画監督をしたり様々です。
したがって、「助監督から映画監督になる!」という道筋は、あまり期待できません。
一番簡単な道のりは、お金を1000万円くらい貯金し、1本面白い映画を作り、賞を取る。すると、商業映画の監督の仕事の話が来ます。
何か、映画以外に得意分野がない方にとっては、これが現在の一番の近道です。
映画以外の得意分野がある人はそれぞれで映画監督になるための道筋を考えましょう。
すでに得意分野があるはずですので、この記事すら読んでないと思いますが…。
プロデューサーになる
プロデューサーになるためには、制作会社に就職するのが一番。
制作会社はずっと人手不足です。
なので、学歴関係なく就職できます。
もちろん、制作会社にもランクがあります。
したがって、どういった導線で仕事をしたいか考えて就職するほうがいいでしょう。
プロデューサーは、会社ありきというよりも、個人ありきの仕事です。
スタッフもキャストも委員会も個人のプロデューサーを見ます。
いずれは、独り立ちして、一人の力で歩んでいく覚悟が必要です。
委員会に入るには

委員会に入るには、お金が必要です。
日本の映画は、失敗したときのリスクヘッジのため委員会にして、みんなでお金を集めて映画を作ります。
多くお金を出した人が一番権限を持ち、成功すればお金も多く配分される仕組みです。株式に似てます。
したがって、芸能事務所が委員会に入ると、そこの所属俳優がいい役に割り当てられたりします。
それで成功したのが小栗旬です。
持ち前のイケメンさと、演技力もさることながら、事務所が一体になって、押し上げたことで、大人気俳優になりました。
委員会に入っても映画の仕事自体をできるわけではないので少し違うと思いますが…。
最後に
映画業界は、旧態依然としています。
宣伝・配給は、一般の会社員と変わらない生活ができるところがほとんどですが、撮影をする現場の仕事では、労働基準法なんてありません。
深夜まで働くときもあれば、寝れないときもあります。車の運転をして、命を落としたスタッフもいます。罵声を浴びることもしばしば。
それでも「やりたいんだ」という方は、覚悟を決めてやりましょう。
職業は個人の自由ですから。
愚痴を聞いてもらう人がいない場合は、私が聞きますよ。


もうね、痩せたいっていいながら、チャーハン食べてるところ、100回以上聞いてるの。
もうね、もはや、愚痴というより、名前、「痩せたい」さん。
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