お杉とiccoの映画に対する意見は全く真逆を行く
ロストバケーションを観ました。
基本的にお杉は、ホラーものやパニック系の怖がらせるものは観ません。
それは、ホラーやパニック系のものは基本的に、観た後に考えることがないからです。
僕にとっての映画は、「人生にとって新たな価値を創造してくれるきっかけになる」もの。
そのため、ホラーやパニック系は観ても学ぶものが基本的に少なく、観る意味があまりないのです。
残念ながらiccoにおすすめされたため観ましたが、やはり面白くなかった。
ちなみに二人の映画に対する意見は全く真逆を行くので、ある意味で予想通りといえば、予想通りでした。
この邦題のつけ方はあまりにも浅はか
タイトルについて、原題では「The Shallows」となっており、浅瀬という意味です。
転じて、浅はかなどという意味合いがあります。
原題をみるに、プロモーションの流れは、容易に想像できます。
綺麗なビーチ→サーフィンに行じる若者→サメが出てくる→大丈夫だよ!問題ないって→襲われる→浅はかな考えで海に行くと怖い目にあうぞ
でしょうか。
転じて邦題を見ると、「ロストバケーション」となります。
直訳すると「失われた休暇」となります。
果たして、失われた休暇だったのか。
この邦題のつけ方は、あまりにも浅はかだなと思います。
残念ながら、本編が始まってすぐに「The Shallows」と出てきてしまうんです。
つまり、すでにロストバケーションではないことがわかります。
主人公は、遊びに呆けている若者でもなければ、好奇心に駆られて火遊びをしにきた大学生でもありません。
むしろ、まじめな親想いな女子です。
原題での、僕のプロモーションの考え方は、ひとつあるにしても、製作側の意図として、「浅瀬にもサメは来るんだよ」ということもあり得ます。
したがって、「The Shallows」であれば、理解ができますが、ロストバケーションでは、まったく意味がわかりません。
そもそも彼女が休暇で来ていたのか、学校を休んで、自分探しの旅に出ていたのかもわかりません。
それくらい無理やりな邦題です。
そして、そこが気になり、ほぼ内容は頭に入りませんでした。
入りましたが、その時点で、この映画を嫌いになってしまいました。
暗に予算の少なさを物語っている
内容としては、ほぼビーチで繰り広げられます。
出演者にしてもかなり人数が少ないです。
これは、暗に予算の少なさを物語っています。
レオナルド・ディカプリオが主演した「ザ・ビーチ」のように街に出たり、いろんな人が絡みあったり、ビーチの美しさや、バカンス感を出すことなく、ただただビーチでのサメとの対決が繰り広げられます。
低予算のホラー映画は、知恵を絞り、出演者や撮影場所を少なくする手法を取りますが、これはまさにそのような手法と言えます。
もう少し、主役に対して、感情移入できるような場面があれば、より面白さが出たかもしれませんが、あまりにも淡泊すぎて、「そこまでサメは観たくありませんよ?」と言いたくなる進め方です。
サメはそこまで頭がいいのか
また、内容について言えば、まず、「サメはそこまで頭がいいのか」ということです。
サメは、クジラに勝てるのか。
クジラは、体の5%くらいを食われて死ぬのか。
サメは、クジラの肉があるにもかかわらず、人間を食うのか。
それに固執するのか。
サメは、サンゴやクラゲを回避しようとするのか。
サメにかまれて、歯形がつくくらいで済むのか(他は食いちぎられているのに)。
あのスピードでひぱっられているのに、普通の女子が間一髪でその抵抗とサメをよけることができるのか。
という点です。
サメの生態を知らない、一般的な視聴者からするとこの点はかなり気になるかと思います。
こういった点の積み重ねにより、興ざめしてしまうのは至極当然のこと。
残念ながら、浅はかな映画でした。というしかありません。
一点、撮影手法や、撮影の仕方、カメラワークなどはすごくよかったです。色の使い方なども素晴らしい。
ドローンも効果的に使われていてよかったと思います。
監督 ジャウム・コレット=セラ
脚本 アンソニー・ジャスウィンスキー
製作 リン・ハリス
マッティ・レシェム(英語版)
製作総指揮 ダグ・メリフィールド
ジャウム・コレット=セラ
音楽 マルコ・ベルトラミ
撮影 フラビオ・ラビアーノ
編集 ジョエル・ネグロン
ブレイク・ライブリー
ブレット・カレン
セドナ・レッグ


サメ出たら、死ぬしかない。
もう、あきらめ。
勝てない。
噛まれたら、足持ってかれる。
ムリ。
サイト運営上、過激表現ある場合、反映できませんので、ご了承くださいませ。
表現に問題がなければ、そのまま反映されます。
レビューを投稿する | |
助かりそうで助からなさそうで助かりそうで、の駆け引きがたまらない。
サーフィンする人がこの映画を見てしまったら、波待ちのあの静寂が恐怖でしかなくなりますよ!
ジョーズ、ディープブルーを凌いで、サメ映画ぶっちぎりのナンバー1の面白さ。もう、海なんか行かない。絶対に、、絶対にだ!